HPI Challenge – Summer Nats

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SUMMER NATS
2007年1月20-21日の2日間、オーストラリアのシドニーから南に100kmほど離れたビーチ、Wollongongにて、レーシングラインズ誌主催のSUMMER NATSが開催されました。南半球に位置するオーストラリアでは、1月は真夏。テント下でも最高気温42℃を記録したほどの猛暑です。その一方で、湿度が極端に低く、涼しい海風の恩恵で、心地よい2日間となりました。
今年の開催サーキットも、ビーチから5分ほどのFAIRY MEADOWサーキット。今年も、レースを兼ねて家族で海水浴を楽しんでいた参加者も多くいたようです。

FAIRY MEADOWサーキットは、HPI WINTER CHAMPSでも使用されたコースで、正方形のスペースにレイアウトされたテクニカルコースです。不規則に連続するコーナーはドライバーのテクニックだけ でなく、マシンの性能が問われるサーキットでもあります。毎年オーストラリアの強豪が集まるこのレースに、2006 IFMAR ISTCで優勝を決めた現世界チャンピオンAndy Moore選手とIFMAR ISTC2002年世界チャンピオンのSurikarn Chaidajsuriya選手が参戦しました!2人の世界チャンピオンの走りにオーストラリア中が注目です。

両名が参加したのは、今年新たに増設されたEPツーリングカー”Invitation Class(招待クラス)”です。オーストラリアのトップドライバー8名とTEAM HBの2名が6ラウンドの決勝戦を行います。ベスト4ラウンドのポイントから、勝者を決定する方式がとられました。

土曜日には、GPカーのレースも開催され、TEAM HBのSurikarn 選手もR40でオープンクラスに参戦!決勝では、スタートこそ出遅れたものの、中盤から巻き返しオーストラリアの強豪Simon Nicholson選手、Phil Woodbury選手に続き3位に入りました。
プルスターターが義務付けられたプルスタータークラスでは、David Ryan選手が2番手のMathew Nobbs選手を4秒引き離して優勝のチェッカーを受けました。


日 曜の朝の天気は快晴。「昨日はゆっくり寝たよ!朝ビーチを散歩してきたんだ。オーストラリアは暖かくていいね!真冬のヨーロッパとは大違い。また夏に来た いよ。」と、シドニーの街で選んだキャップを日よけとしてかぶり、リラックスしたムードのAndy Moore選手。「オーストラリアは大好きな国。でも今日はタイよりも暑そうだね!今は積極的に毎日タイのRCSで練習しているよ。コンディションもいい よ!」とSurikarn選手。2人は、主催者のDavid氏に連れられ、朝7時半にサーキット入りしたのでした。

会場に到着すると既に多くのドライバーが集合していました。広大なオーストラリアを飛行機に乗って参加するドライバー、夜通し運転してきたドライバーな ど、このレースに対する意気込みが伝わってきます。また、世界チャンピオンの走りを見ようと多くの方が会場に押し寄せました。早朝から吹付ける大陸からの 熱風を受けながらレースはスタートしました。


やはり注目となったのは”Invitation Class”。先の全豪選手権を制した新鋭TEAM HB AUSTRALIAのPeter Jovanovic選手。そして兄弟のTEAM HB AUSTRALIAのSteven Jovanovic選手。TEAM HB Ausraliaとして世界戦でも活躍したSimon Nicholson選手。シンガポールでのSingapore HPI Invitational Challenge 2007から急成長したJake Zarb選手。これらの10代の速いドライバーが頭角を見せる中、ベテラン勢も健在!コラリーのAri Bakla選手とAndy Cooke選手。Team Associated のAndrew Abbott選手、X-RayのDarrin Campbell選手もチャンスを伺います。
ラウンド1では、前列スタートのJake Zarb選手とDarrin Campbell選手がレースを引っ張ります。その後ろにはTEAM HB Surikarn Chaidajsuriya選手とAndy Moore選手、そしてSimon Nicholson選手の3台のサイクロンが続きます。Darrin Campbell選手、Andy Moore選手が順位を落とすとSimon Nicholson選手を交えてJake Zarb選手とSurikarn選手の激しいトップ争いが続きます。残り30秒を残してSurikarn選手のモーターがブローしリタイヤ。Jake Zarb選手が逃げ切ってトップでゴールを迎えました。

ラウンド2では、前列スタートのAri Bakla選手が、スタートで一気にトップグループに入りAndy Moore選手のプレッシャーを受けながらもトップを快走します。気温40℃を超える中、ラスト1周でモーターブローをしたもののAndy Moore選手は2位でフィニッシュ!終始トップを守ったAri Bakla選手がトップでゴールしました。好調を維持しているSurikarn選手はここでは4位フィニッシュ。レース後「調子は悪くないよ。ただ暑くて モーターには過酷だね。次は大丈夫。」と笑って答えてくれたAndy Moore選手。ラウンド3での走りに注目です!


毎回スターティンググリッドが入れ替わる今回のレース方式。ラウンド3では、TQポジションにAndy Moore選手が入りました。好スタートを決めたのがAndy Moore選手とSurikarn選手。そしてその後ろにSimon Nicholson選手が続き、3台のサイクロンがレースを引っ張る形となりました。終始ラップタイムを落とすことなく、このラウンドを制したのはAndy Moore選手!そして2位、3位には他車の追従を許さなかったSurikarn選手、Simon Nicholson選手がそれぞれ入りました。

ラウンド4では6番手スタートのDarrin Campbell選手が1周目から3位に浮上し、トップのAndrew Abbott選手、Surikarn選手に迫ります。Surikarn選手がコーナーでバランスを崩すと一気に6台のセカンドグループに飲み込まれます。 激しい3位争いのグループから抜け出したのがAndy Moore選手!一気にペースをあげトップの2台を猛追します。周を重ねるごとにその差を縮め、終盤Andrew Abbott選手を捕らえ2位に浮上。ラスト1周で、トップとの1秒差を0.3秒まで追い上げるも届かず、このラウンドは2位でフィニッシュしました。


こ こまでの総合ポイントで、総合2位まであがってきたのがAndy Moore選手。ラウンド5の結果次第では総合1位に躍り出ます。その一方でスターティンググリッドは8番手。どこまで順位があげられるかに注目です。ス タートの混戦を抜け出したのは暫定総合1位のJake Zarb選手、そしてベテランドライバーAndy Cooke選手。その後ろには、7台のマシンがテールツーノーズで上位を伺います。中盤になるとペースをあげていたSurikarn選手がAndy Cooke選手を交わし2位に浮上。そしてトップ独走のJake Zarb選手を射程距離に収めます。ミリ単位で繰り広げられた攻防は、レースの面白さを存分に見せてくれました。Surikarn選手は、誰よりも速く ゴールラインを駆け抜けるも、序盤の接触ペナルティーにより3秒のタイム加算をうけ4位でフィニッシュ。その結果このラウンド1位でフィニッシュしたの は、後半になって強烈なタイムでトップグループとの差を縮めたAndy Moore選手!このラウンドも制しラウンド6を待たずに、総合優勝を決めました。
ここまで、マシンのセッティングが決まらずペースのあがっていなかったTEAM HB AUSTRALIAで全豪チャンピオンのPeter Jovanovic選手がラウンド6に入り、その実力を発揮します。Peter Jovanovic選手は、最終ラウンドの最終周で今日の最速ラップを記録!10代の若い選手なだけに6月に開催されるHPI Winter Champsでの巻き返しが楽しみです。レースはコラリーのAri Bakla選手を筆頭に、4台のサイクロン、Andy Moore選手、Simon Nicholson選手、Peter Jovanovic選手、Surikarn選手と続きます。残り30秒でAndy Moore選手がトップのAri Bakla選手に仕掛けたのは最もコース幅の狭いS字のシケイン。Andy Moore選手は、このシケインにアウトコースから追い抜きをかけ、次のコーナー立ち上がりで見事トップにたちました。そのまま逃げ切りトップでこのラウ ンドも制しました。
総合ポイントでTEAM HB Andy Moore選手が優勝!2位には、Jake Zarb選手、3位には最終ラウンドでSurikarn選手をわずかにポイントで上回ったSimon Nicholson選手がはいりました。


MOVIE

SUMMER NATS Final Rd-3

SUMMER NATS Final Rd-5

SUMMER NATS Final Rd-6

Source : HPI

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